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2017.03.25 ドクターから一言 第21回「血液サラサラ療法について」

脳梗塞は、今でも発生数は多いですが、治療の進歩により救命率は高まっています。
しかし一旦発症すると後遺症残すこともあり予防が大事です。
また一度起こしてしまうと再発率が高く危険です。
脳梗塞は生活習慣病から動脈硬化を起こし脳の血管が詰まる脳血栓症と心房細動などの不整脈や他の心臓病によって心臓の中に血栓ができ、脳血管に飛んで詰まる脳塞栓病に分けられます。
この2つは血栓が詰まる点は同じですが、血栓の成分が異なるため治療法は別です。
脳血栓症には抗血小板薬を用い、低用量アスピリン、パナルジン、プラビックス、プレタールなどがあります。
このうちパナルジンは飲み出してから2カ月間は2週間に1度の血液検査が必要です。
一方脳塞栓症には抗凝固薬のワーファリンを用います。これは予防効果に優れた薬ですが、最適治療域が比較的狭く、有効量に非常に個人差があり、体調によっても効果が変わるため、こまめに血液検査し量の調整をする必要があります。
また納豆、クロレラ等のビタミンKを多く含む食品はワーファリンの効きを弱めるため、制限する必要があります。
このややめんどうな点から、ワーファリンが必要なのに飲んでいない方も多数おられますが、特に高齢者は脳梗塞を起こすことが高まるため、塞栓病を起こす可能性のある方は服用をお勧めします。
もちろん生活習慣病がある方はそちらの治療も必要なことは言うまでもありません。